弁護士業務改革シンポジウム

私は、これまで弁護士会の活動というのには積極的に関与してきませんでした。理由を問われると難しいのですが、率直に申し上げれば「割く時間がない。」ということに尽きます(「言い訳だろう!」という諸先輩方からの突っ込みも聞かれそうですが・・・。)。もちろん、今後の弁護士業界がどうなるか関心がないわけではなく、諸先輩方のブログなどから情報収集をしていたわけですが、自分から積極的に委員会に参加するなどのことはしていませんでした。

しかしながら、事務所を立ち上げ、事務局を雇傭し、他の弁護士にも事務所に参加してもらうという立場に追いやられた?以上、これまでのままではいけないと一念発起し、今回、弁護士業務改革シンポジウムに参加してきたのです。

 

弁護士業務改革シンポジウムは、2年に一度の開催で、今回は神戸での開催でした(私は小中学校の大半を兵庫県宝塚市ですごしまして会場となった神戸ポートアイランドには小学校5年生のポートピア81以来でした。)。全体会の後、各分科会に参加することになるのですが、私の関心分野は弁護士紹介サイトの分析をした分科会と権利保護保険の分科会でしたので、その双方の会場を適宜行き来しました。どちらの分科会も概ね午前中は基調講演・報告、午後はパネルディスカッションという内容で、参加された弁護士はいずれも熱心にメモをとり、意見を述べられていました。そのレポート内容(特に権利保護保険の関係)は資料としてとても精緻で、月並みですが、「すごいな!」の一言に尽きる内容でした。

 

では、今回のシンポジウムに参加したことが、何か今後の業務に役立つかといわれると・・・なかなか難しいところです。そもそも、そういったことを意識しているわけではないと思うので、それは、私の立場による過度な要求なのかもしれませんが、「勉強にはなった」けどという感じではあります。

まず、いわゆる弁護士紹介制度については、事務所立ち上げ後、かなりの数の電話営業、訪問営業を受けておりまして、何回か直接話を聞いたり、他の弁護士から報告を受けたりしていたので、ある程度実態把握はできておりました。結局、現在の紹介制度による集客は、離婚がメイン、次いで交通事故、あとは・・・という感じなので、紹介制度の運営を担う業者の方もそちらを優先せざるを得ないらしく、ネットによる集客というのは弁護士業務のうちやはり特定分野に限らざるを得ないというのが現状なのかなとそういった印象でした。

他方、権利保護保険については、現在、交通事故分野の弁護士費用特約のみが利用されている状況ですが、諸外国の状況からして、今後、他の事故関係の損害賠償請求から一般の事件までどこまで広がりを見せるかというのか期待できるのはないかと感じました。私自身、被告側ですが、弁護士費用特約を利用したと思われる損害賠償請求訴訟を何度か受任したことがありまして、こちらについては今後、徐々にではありますが広がりを見せる可能性がある一方、保険会社側からすれば、保険の収益が悪化する可能性を秘めているので、広く利用者に告知するのは控えたい。そのバランスが難しい・・・というところです(ですから、離婚事件を弁護士費用特約で受任するということは今後なさそうですね。交通事故よりも「事件」が発生する確率が高いですから。)。

 

要するに、なかなか激増した弁護士の収益源を発見するのは難しい・・・ありきたりの結論に至ってしまうわけです。

私の事務所でも今後、どうやって経営をしていくのか悩みはつきません。

法律相談のご予約

24時間メールフォームにて受け付けております。

  • 土日・祝日・時間外相談可
  • お急ぎの方は可能な限り当日相談可

初回30分無料相談のお申込み

TEL:048-783-2136

メールフォームでのお申込み